猫を飼う前に

猫を飼うのはとても大変!?猫を飼うってこういうこと

tenmun

私は大人になって初めて猫を飼いました。

野良猫を保護して飼い始めた「天ちゃん」が初めて飼った猫です!

猫は散歩をしなくていいから犬より飼いやすい、と言ったりしますが、大変なことがないわけではないです。

猫との生活はとても楽しいですが、大変だな、大変だったな、と思うことを共有したいと思います。

これから猫を飼おうと思っている方、猫との生活ってどんな感じだろう?と思っている方に参考にしてもらえるとうれしいです。

子猫のお世話は大変!

うちで飼っている2匹の猫、天ちゃんとむんちゃんはそれぞれ推定2ヶ月でうちに来て、ごはんも自分で食べられたので、乳飲み子と比べればだいぶ楽だと思うのですが、それでも大変でした。

人間の幼児のお世話くらいには大変だったと思います

 

子猫の給餌は少し手間がかかる

子猫のご飯はドライフードの場合、ふやかしてあげなければならないのでそれなりに手間がかかります。

ウェットフードの場合はそのままあげられるので手間が省けるんですけどね。

小さい子猫は、長時間おなかを空かせてしまうといけないみたいなので、一日に5回~6回くらいにわけてご飯を与えていました。

水分のあるご飯をあげているので置き餌をすることもできず、その都度用意しなければいけないので子猫時代は少し忙しいです。

でも、一生懸命ご飯を食べる姿はとてもかわいくて、毎回じっと見てしまうくらい楽しみな時間でもありました!

 

子猫時代の下痢でトイレのお手入れが大変

天ちゃんもむんちゃんも、外の世界から我が家に来て、環境の変化のせいか下痢をしていました。

システムトイレを用意していたのですが、ウンチをするたびに汚れてしまうので、お掃除がとても大変でした。

子猫時代に一番大変だったのがこれです。

システムトイレって砂の下が網目になっているのですが、そこにウンチがついてしまうと拭き取りきれず、洗うしかないんですよね。

砂を避けてトイレを洗うという作業を一日に何度もやったりしました。

砂も結構汚れてしまうので、すぐに減ってしまいます。

猫ちゃんのおしりも汚れちゃうので、トイレのたびにおしりを拭いたり、ウンチが固まってくるまでは本当に大変でした。

長毛種の猫ちゃんだと特に大変みたいです!

 

野良猫はノミだらけ!

野良猫を保護すると、ほぼ確実にノミがいると思います。

本当にたくさんのノミがいてびっくりしますよ!

病院でノミ取りの薬を投与してもらうのですが、投与してもらってから1週間程度、ノミの死骸が体から落ちてきます。

最初は結構な量が落ちるので、掃除が大変です。

ノミは血を吸っているので、拭き取るときに潰してしまうと赤くなるのが厄介なのです。

虫の駆除が終わるまでベッド代わりに使っていたブランケットは何度も洗濯しました。

小さな黒い点々が落ちるので、気になって何度も掃除しちゃうと思います。

ノミを取り切る一週間程度は掃除が大変です。

先住猫がいる場合は、ノミがうつってしまうので接触しないようにすることも必要になります。

ノミが取り切れたら、ケージ内をくまなく掃除して、布類は洗濯してようやくスッキリ!

ペットショップやブリーダーから買った猫ちゃんにノミはいないと思うのでこういう苦労はありませんが、野良猫を保護する場合はこういう事になるということを頭に入れておきましょう

 

トイレの失敗・粗相

猫ちゃんは教えなくてもちゃんとトイレをしてくれる子が多いと思うのですが、粗相しちゃう子もいます。

うちには下に隙間がある棚が置いてあるのですが、天ちゃんはその隙間に入っておしっこしちゃったり、洗濯物を取り込んだカゴの中でおしっこしちゃったり、なかなか大変でした。

足もとがふわふわしているところでおしっこをしてしまう猫ちゃんっているみたいで、人間のお布団の上でおしっこしちゃう、という話もよく聞きますね。

むんちゃんはそういうことがなかったので、猫によるみたいです。

天ちゃんの粗相は、去勢手術をしてから治りましたが、それまではなかなか大変でした。

ソファ等の丸洗いできないところにされると臭いがなかなかとれないので、本当に大変です。

 

飼い主は常に傷だらけになるかも【引っ掻く・噛む】

天ちゃんは人間の手や脚にじゃれついて噛んだり蹴り蹴りする子だったので、常に家族の腕や脚が傷だらけでした。

何をしてもなかなか改善されなくて悩んでいましたが、成長とともに落ち着き、2歳くらいからほとんどそういうことはしなくなりました。

噛まなくなったのは2匹目の猫を迎えたことも関係しているのか?わかりませんが、噛む時期は本当に大変だったのでホッとしています。

2匹目に飼ったむんちゃんは全然噛まない子なので、これも猫ちゃんによりますね。

 

子猫は小さい隙間に入れる

猫は狭いところが好きですし、特に子猫は体が小さいので『こんなところに?!』と思うようなところにも入ってしまいます。

入ってほしくないところ、危ないところは対策しなければいけません。

天ちゃんは窓を開けると、窓と網戸の隙間に入ってしまうので、窓を大きく開けることができなくなりました。

 

子猫のお世話は幼児の子育てくらい大変だった

うちの猫たちの子猫時代は、人間の子育てに近い大変さがありました。

食事のお世話も手間がかかるし、排せつ物の処理や掃除、こまめな洗濯や掃除、危険がないか心配で目が離せない…

子どもが小さいころと同じだなと思いながら子猫のお世話をしてました

そんな大変な子猫時代ですが、小さい子猫時代は一瞬なので、過ぎてしまえばなんてことはありませんし、子猫特有のかわいい時代が恋しくなります。

大変よりもかわいい、楽しい、幸せのほうがもちろん大きいですよ!

 

成長した猫のお世話も大変?猫を飼うってこういう事

子猫が成長してカリカリのご飯が食べられるようになり、給餌が一日3回前後になると、猫ちゃんのお世話もずいぶん楽になります!

しかし、成長して高いところに登れるようになったり、行動範囲が広がるので、子猫時代とはまた違う大変さも出てきます。

猫は犬のようにしつけができるわけではないので、人間の思うように動いてはくれないのです…。

 

家の中や服がボロボロに?!

我が家の猫は2匹とも、布張りのダイニングチェアとソファーで爪とぎをしてしまいます。

見るたび注意しているのですが、なかなかやめてくれません。

素材の問題なのか、表面にあまり凹凸のない布素材のものではしないので、ソファーにはカバーをかけて対策しています。

ダイニングチェアは「ダメ!」と注意するしか対策がない状態です。

猫を飼うと、飼い主が用意した爪とぎ以外で爪とぎをして、家の中がボロボロになる可能性も。

聞いたことがあるのは、壁や柱で爪とぎしたり、家具で爪とぎしたり、カーテンに爪を引っ掛けて登ってカーテンがボロボロになったり。

うちは幸い?ダイニングチェアとソファーだけで済んでいますが、上記のようなことをするかもしれない、ということは頭に入れておいたほうがいいかもしれません。

それと、ニットの服で抱っこすると、高確率で爪が引っかかって糸が出てしまいます。

ニット素材の服を着るときは要注意です!

ニットほどではないですが、Tシャツ等も爪が引っかかって穴が開くことがあります!(経験済み)

 

落とされたら困るものは置けなくなる【物を壊される】

猫ちゃんって、高いところにおいてあるものを落としたり、飛び乗った勢いで落とされたりするので、落とされたら困るものを飾ったり出来なくなりました。

落としたら割れるようなインテリア小物は扉のある棚にしか置けなくなります。

割れ物をオープンにたくさん飾っているおしゃれな猫飼いさんのおうちをたまに見るので、大丈夫な猫ちゃんもいるのかな?何か対策をされているのかもしれませんが。そういうおしゃれなおうちも見るので、絶対にできないわけではないかもしれません。

 

お花を飾れなくなる

猫を飼う前は、花瓶にお花を活けてリビングなどに飾っていたのですが、うちの子たちはお花大好きで咥えて持って行ってしまいます。

お花を持っていくときに花瓶を倒してしまうこともあるし、お花を食べてしまいそうなので、自由にお花を飾れなくなりました。

今は、猫が入れないようにしているトイレや洗面所に飾って楽しんでいます。

でも、植物に興味のない猫ちゃんもいるみたいで、そういうおうちは普通に飾れるみたいです。

猫が届かない高さに置いているおうちもありましたので、絶対に飾れないわけではなさそうです。

 

観葉植物は置けない?危険?

うちには猫を飼う前から観葉植物が複数置いてあります。

猫を飼い始めてからもそのまま置いていますが、気を付けなければいけないこともあります。

観葉植物は食べると毒になるものが多いので、かじって食べてしまう猫ちゃんには危険です。

うちの猫は食べることはないので置いているのですが、観葉植物を鉢ごと倒されて、鉢が割れて部屋が土まみれになったことがあります。泣

細長い鉢だったので倒れやすかったのだと思います。

猫を飼おうと思っている方で、観葉植物を置いているのであれば、倒れにくい鉢にすることをおすすめします!

 

キッチンは常にキレイにしておかなければいけない

料理後や、食事が終わった後の食器やごみを放置すると、猫ちゃんが匂いにつられてやってくるので、調理や食事が終わったらすぐに片付けなければいけません。

おかげで、片付けておかなければ!という意識が常にあるので、キッチンをきれいに保つことができます。

キッチン以外も、猫の安全のために以前よりこまめに片付けるようになった気がします。

大変というより、猫のおかげでこまめに片付ける習慣がつくので、メリットのほうが大きいかも。

 

猫の抜け毛問題

猫の抜け毛は日常です。

濃い色の服を着るとよくわかりますが、抱っこしたら毛まみれです!

掃除機をかけて溜まったごみを見てみると、こんなにたくさん猫の毛が落ちてるんだ、といつも思います。

特に換毛期は本当にすごい抜け毛です。

ブラッシングをこまめにすることでだいぶマシになる気がします。

猫を飼ったら、出かける前は絶対にコロコロをする習慣がつくはず。

最初は大変だと思うかもしれませんが、そのうち日常過ぎて、大変とも思わなくなってくると思います。

それでも換毛期はちょっと大変です。

 

猫を飼うと旅行に行けなくなる?

猫を飼うと旅行に行けなくなる!というのは言い過ぎですが、かなりハードル上がります

1泊くらいなら、ご飯とお水だけしっかり用意してペットカメラで様子を見れば猫ちゃんだけで何とかなるかもしれませんが、2泊以上は厳しいと思います。

旅行に行く場合は、身内や信頼できる友人に家に来てもらってお世話を頼むのが一番安心かな、と思います。

家に来てお世話してくれる人がいない、という場合は自宅に来てくれるペットシッターを頼む方法もありますよ。

自分がいないときに他人が家に入るのに抵抗がある方もいらっしゃると思うので、ペットホテルという選択肢もあります。ただ、知らない場所はかなりのストレスになると思うので、猫ちゃんによっては難しい場合もあるかもしれません。

 

猫ちゃんが病気をすると大変

いつも健康でいてほしいですが、病気をすることもあるかもしれません。

うちの天ちゃんは、猫風邪で2回病院にかかっています。

猫風邪の時は飲み薬を飲ませるのと、目薬を差してあげるくらいで、それほど大変ではなかったのですが、病気によっては大変なこともいろいろあると思うので、覚悟が必要だと思います。

天ちゃんは猫風邪以外に、「特発性膀胱炎」という病気にかかったことがあるのですが、この病気の症状に「トイレ以外でおしっこをしてしまう」というものがあるのでとても大変でした。

一日中おしっこを拭いてまわってましたし、天ちゃんも辛そうで、気持ち的にもしんどかったです。

猫ちゃんが病気をすると治療費も結構かかりますし、看病が大変なこともあります。

猫を飼うにあたって、病気をしてもしっかり面倒を見られるか、治療費が出せるか、この辺りも覚悟して飼わなければなりません。

 

おわりに

猫を飼うって結構大変!?

猫を飼ってみて、大変だな、大変だったな、と思うことを書き出してみましたが、結構あってびっくりしています。

たくさん書きましたが、ほとんどは大したことではないので、当事者としては実際そんなに大変ではないです。

とにかく「猫かわいい、幸せ」の毎日です。

初めて猫を飼おうと思っている方は、猫を飼ったらどんな生活になるのか不安だと思いますが、飼ってからこんなはずじゃなかった!と後悔することはしないでほしいなと思うので、猫を飼う前の参考になればうれしいです。

成猫の保護猫を引き取る場合は、子猫から飼うのとはまた違った大変さもあるかもしれません。

猫の性格によるところも大きいので、飼ってみないとわからないところもあります。

うちの猫も性格の違う2匹ですが、2匹ともとってもかわいいですし、思春期の子どもとの会話も増えて良いことだらけです。

猫がいる生活は大変なこともありますが、猫を飼ってよかったなと、心から思っています

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ニャンズの召使い
茶トラの男の子「天ちゃん」
グレー×白の女の子「むんちゃん」

2匹のかわいい猫と暮らしています。
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